
京都水族館の正面からは、イルカショーが行われるスタンドが見え、
いかにも水族館の中心であるかのような印象を受けます。

スタンドからは、梅小路公園の向こうに新幹線、遠くには東寺の五重塔などが見えます。

京都水族館は民間企業が建設・運営していますが、京都市が所有・管理する梅小路公園の
一角にあるため、建設計画が持ち上がった時から建設に反対する市民団体の方たちが活動し、
今は京都市にある水族館として、よりよい施設となるように提言活動をしています。
京都水族館と梅小路公園の未来を考える会
http://www.eonet.ne.jp/~qzu03325/caring/pickup16.html
昨年三月の水族館オープンから間もなく一年を迎えるのを前に、初めての水族館見学会と
意見交換会が開催されましたので、参加させていただきました。
意見交換会ではさまざまな意見がありましたが、参加された方々が水族館を
「環境教育の場」であると認識されている事を大変心強く感じました。
公益社団法人日本動物園水族館協会のHPでは4つの目的を記しています。
http://www.jaza.jp/about.html
*種の保存
*教育・環境教育
*調査・研究
*レクリエーション
水族館を訪れる人の多くが求めるのは、レクリエーションだと思います。
展示生物の飼育状況や、イルカショーに疑問を持つことは残念ながら、
ないと思います。
京都水族館のイルカショーは「地味」です。
名古屋港水族館のイルカショーを見た方であれば、拍子抜けすると思います。
これはオープン前の「京都水族館(仮称)の展示活動等に関する専門家委員会」の
提言が反映されていると聞いています。
「地味」であっても、「学び」を感じられる事は大切だと思います。
「京都水族館と梅小路公園の未来を考える会」のみなさんたちの活動を通じて、
京都水族館が「環境教育の場」として、よりよい施設となる事を願っています。
(や)